斎藤守也
ピアニスト / コンポーザー
 
1973年11月5日生まれ。
幼少期より音楽に興味を持ち、家にあったキーボードを使い自己流で作曲をする。12歳でピアノを始め、15歳でルクセンブルク国立音楽学校に留学。ガーリー・ミューラー氏に師事し、クラシック・ピアノを専攻。その他、音楽理論等を学ぶ一方で、オリジナル楽曲の作曲活動を続ける。22歳で同校ピアノ科プルミエ・プリ(最優秀)修了し、帰国。帰国後は作曲活動を中心にライブハウス・レストラン・バーなどでのソロ活動やバンド活動を行う。
 
2002年に弟・斎藤圭土と1台4手連弾ユニット「レ・フレール(仏語で兄弟を意味)」を結成。その斬新かつ繊細なプレイ・スタイル(1台4手連弾)、交響曲や器楽セッションを想起させるオリジナル楽曲、そしてライブ・パフォーマンスにより瞬く間に日本全国で「ピアノ革命」と話題となる。ジャンルを問わず、あらゆる年齢層をひきつけ、聴く人の魂を揺さぶる熱いオリジナル・サウンドは着実に評価を高め、ヨーロッパ・アジア・オーストラリアなどでツアーを開催。
 
2013年、幅広いサウンドで構成された初ソロアルバム『旅』(Universal Music)をリリース。2016年にはミュージカル俳優・若井久美子氏へ楽曲を提供。2017年3月1日には、初ソロ・ピアノ・アルバム『MONOLOGUE』(Universal Music)を発表、多層的な音楽で高い評価を得る。同年9月にマッチングピアノスコア『MONOLOGUE』をヤマハミュージックメディアよりリリース。2020年5月には2枚目となるソロ・ピアノ・アルバム『STORIES』(Universal Music)をリリース。
情熱的でポップな旋律の楽曲から、狂詩的なバラードまで幅広い作品を創り出し、独自の世界観を築く。内省的で深みのある音は自由さと誠実さをあわせ持っている。舞台音楽をはじめ、メディアでの楽曲使用も多数。
また「音楽の楽しさをつたえる」ことをモットーにワークショップ、ピアノ講師向けセミナー活動などを行う。音楽之友社『ムジカノーヴァ』で「レ・フレール 斎藤守也の左手のための伴奏形エチュード」を連載、好評を得る。2019年9月には連載をまとめた楽譜『レ・フレール斎藤守也の童謡アレンジで楽しく学ぶ 左手のための伴奏形エチュード』が音楽之友社より刊行、各地で楽譜をテキストとした公開講座も展開している。そのほか、ヤマハ音楽教室の教材録音に参加するなどの音楽教育にも携わっている。
 
医療機関や社会福祉施設などでのコンサートをライフワークとし、2018年には「誰もが一緒に音楽を楽しめる機会と環境づくり」をテーマとするプロジェクト「小さき花の音楽会」をたちあげ、自身がプロデューサーをつとめるバリアフリー・ピアノコンサートを開催。これまでに首都圏、愛知県で公演を実施、継続的な活動を行っている。