「小さき花の音楽会」は1台4手連弾「レ・フレール」としても活躍する、コンポーザー/ピアニストの斎藤守也がプロデュースを手がけるバリアフリーコンサートです。守也自身が企画・舞台演出・運営等全てに関わり、障がいのあるなしや年齢にかかわらず、みんなで楽しむコンサートとして2018年にスタートしました。
この「小さき花の音楽会」には「心のバリアフリー」というものを大切にするというコンセプトがあります。その日、たまたま隣にいあわせた方と少しだけ気づかいあったり、ちょっとだけ声かけをしてみたり、場合によってはゆずりあったりして、みんなで音楽を楽しむ、そんな音楽会にしたいと考えています。どなたでもお楽しみいただける、とてもにぎやかなコンサートです。ぜひご家族やお友達とご参加ください!


★演奏する曲や会場内について(斎藤守也)
通常のコンサートよりも演奏中に色々な音(医療行為の機械音や声)が、色々なところから聞こえることが考えられるため、なるべくにぎやかな曲を選択しています。演奏中にお客様が盛り上がり、大きな声が出てしまう方もいらっしゃいますが、過去にトラブル等が起きたことは一度もありません。
声援や手拍子などをお願いする参加型の曲、ぼくのオリジナル曲はもちろん、みなさんが知っている曲や、一緒に歌えるような曲を演奏し、会場内が一体となって楽しめるよう考慮しています。
スクリーンを用意し、曲のタイトルや歌詞を映したり、ピアノを弾く手元の映像や僕が撮った写真を映し、視覚的にも楽しめるような演出を心がけています。また、舞台には手話通訳の方も配置し、聴覚障害の方も楽しめるよう配慮をしています。
会場内スタッフは通常のコンサートと比較して人数を多く配置し、積極的にお客様をお手伝いするともに、お客様からも近くのスタッフにいつでも気軽にお声がけいただけるような環境づくりにつとめています。

★事前に下見を重ねています
すべてのお客様に最大限スムーズにご来場いただけるよう、守也含めチームメンバーで会場の下見を行います。駅などから会場までの導線、エレベーターの有無や段差の有無などを丹念に確認しています。また、会場内に入ってからも適切な人員配置についてディスカッションを行っています。

★鑑賞サポートを行っています
聴覚障がいのある方のサポートとして手話通訳さんをお願いしています。また、歌詞はスクリーンに投影するなどのサポートを行っています。

★座席配置を工夫しています
「小さき花の音楽会」では一般的なコンサートと異なり、できるかぎりピアノの前に車椅子スペースを配置しています。マットもご用意して、横になってご鑑賞いただくことができるようにしています。
また、出入りのしやすい固定席を優先席としています。各エリアやドアのそばにはスタッフが常駐、すぐにお声がけいただけるようにしています。