バリアフリーコンサート「小さき花の音楽会」開催に関する斎藤守也からのお知らせ

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、僕がプロデュースするバリアフリーコンサート「小さき花の音楽会」は当面の間、開催は見送ることといたします。
 
現段階、世間では感染対策を取れば通常のコンサートの再開も少しずつ行えるような緩和ムードがやっと広がりつつあるところに、このようなお知らせをしなくてはならないことをとても心苦しく思います。
 
ただ「小さき花の音楽会」は「障害のある方々にも安心して音楽を楽しんでもらう」というコンセプトのもと、今までも開催時期はインフルエンザなどの感染症が流行する時期を避けてまいりました。
また「障害のある方々に寄り添う」というコンセプトのもと、会場ではお互いに声掛けしていただくなど、皆さまに安心してもらえるような雰囲気作りを心がけ、コンサートを行ってまいりました。
この「小さき花の音楽会」のコンセプトの実践を、新型コロナウイルスは困難にするもので、今は皆さまの安心や安全を確保するのがとても厳しいと考えております。
 
一部発表もありましたように、今年は「小さき花の音楽会」のコンセプトに賛同していただいた方々のご意向ご協力の元、関東以外での開催が多数予定されていたのですが、このような事態になり本当に残念です。
3月下旬辺りからスタッフと話し合いを行ってまいりましたが、皆さまの安全が最優先という考えのもと、このような判断に至りました。
 
僕個人としては、今すぐにでも病気や障害と戦う皆さまに生の音楽を届けたい、という気持ちでいっぱいですし「小さき花の音楽会」は”続けていくことが大事”だという想いに変わりはありません。
 
コンサートに限らず社会全体が安心安全ではない状況がまだまだ続いており「小さき花の音楽会」が平和の象徴であったということを今は改めて噛み締めています。
 
ワクチンや治療薬が開発され、平穏な日常が戻り、安心して音楽が楽しめる日、皆さんの笑顔に会える日が1日も早く訪れるのを願っています。
 
 
斎藤守也

バリアフリーコンサート「小さき花の音楽会」が再開されました折には、ひきつづきみなさまの変わらぬご声援・ご協力をいただけましたら幸いです。またお会いできる日を楽しみにしております。
team ANI